★申告書の選び方★
申告書には様式があり、ご自身にあったものを選ぶ必要があります。
①申告書A 第一表、第二表
申告する所得税が、給与所得、雑所得、配当所得、一時所得の4種類だけの人で、予定納税のない人が対象です。
例えば、サラリーマンや年金生活者の場合や、サラリーマンが医療費控除などを受ける場合があてはまります。
申告書Aは、第一表と第二表からなり、添付書類台紙には源泉徴収票や支払調書等の原本を貼り付けます。
また、控除を受ける際には、医療費の明細や、住宅ローン控除額の明細書なども添付します。
②申告書B 第一表、第二表
収入がどんな種類のものでも使える様式で、申告書Aに該当しないすべての人、主に、事業所得や不動産所得のある人が使います。
申告書Bには、「分離課税用」(第三表)と「損失申告用」(第四表)がセットになっており、必要な人は、これらも併せて使用します。
具体的には、土地・建物・株式の譲渡所得、退職所得、山林所得、先物取引の雑所得がある人は、申告書Bに加えて、
「分離課税用」(第三表)も使います。また、損失を繰り越す人は、併せて「損失申告用」(第四表)も使います。
そして、申告書Aと同様に、添付書類台紙には、源泉徴収票や支払調書の原本や、医療費の明細等を貼り付けます。