事業目的を決める
会社設立の手続きを始める前に用意しておくべき10の項目、2つ目は
「事業目的を決める」
です。
事業目的とは?
株式会社を設立する時には、会社の基本原則を書きしるした「定款」を作成することになります。
そして、定款には、あなたの会社の「事業目的(=あなたの会社は何をしてもうけようとする会社なのか?」を書く必要があります。
会社は、定款に書いている事業目的にない事業を行うことはできません。なぜなら、目的がしっかりと定められていないと株主が安心して出資をすることができなくなってしまうからです。
そこで、会社設立時には、当面のあいだ行う事業だけでなく、あなたの会社が成長してきたら、将来的に行う可能性のある事業も書きましょう。
事業の目的の注意点
将来行う可能性がある事業ならとりあえず記載しておいた方が良いのですが、ひとつだけ注意しておきたいことがあります。
それは、もし起業後に日本政策金融公庫から融資を受けようとする場合、
事業目的によっては融資を受けられなくなるからです。
例えば金融業や風俗業は日本政策金融公庫から融資を受けることができません。
事業目的にあっても実際に行っていないことを証明できれば融資を受けることは可能ですが、
誓約書を書いたりなど追加の手続きが発生するため、何でもかんでも事業目的に追加するのは得策ではありません。